新報おきなわ
玉城まさゆき&片山エリーコンサート OTORAKU コザ劇場
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三線で歌う片山エリーさん、ギターの弾き語りを行う玉城まさゆきさん |
【新報おきなわ1月号】 千葉県船橋市在住で沖縄市照屋出身のシンガーソングライター玉城まさゆきさん(60)と妻の片山エリーさん(54)の里帰りコンサートが12月1日、沖縄市上地のライブハウス『OTORAKU コザ劇場』で開かれました。
まさゆきさんの実家は沖縄市照屋の理容室で、自身も理容師免許を取得したが40年前に音楽活動のため上京。スタジオ運営をしながらコザや沖縄をテーマにしたオリジナル曲を制作しました。
2007年に初アルバム、今年8月には4枚目となるCD『Sketch Book』をリリース。妻で沖縄民謡歌手のエリーさんと2017年から共に関東地域で、音楽活動を続けてきました。
この日の芸歴40周年記念ライブには友人や家族など多くの方が来場。故郷の『越来の夕やけ』や祖母との切ない思い出『ちむふがん』、ニューアルバムの曲『サガリバナ』などを熱唱しました。
家族で来場した姉の玉城輝美さん(65)は「歌うダンパチヤーを目指していた弟を、昭和のカミナリ親父だった父(将吉さん・故人)が認めてくれなかった。でも父の故郷、今帰仁村を愛してくれるエリーさんと一緒に頑張っているので、『良い嫁さんもらった』と安心していると思う」と話し涙をにじませていました。
北部豪雨被害で手作りのしおりを販売し、売り上げを大宜味村役場に寄付したエリーさん。「沖縄民謡の中心地コザで歌わせてもらう事は緊張する。感謝しかない」。
まさゆきさんは「40周年を迎えてコザでやるのは特別。故郷を歌った曲が世の中に広がり、尊敬する普久原恒勇さんに少しでも近づければと思います」と意気込みを話していました。
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来場した家族や友人らと再会を祝う、まさゆきさんとエリーさん |
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エリーさんのピアノ演奏で歌う、まさゆきさん |