移民の紙芝居上演 南風原文化センター

琉球新報ローカルブログ

2021年01月16日 15:30









柏子木で幕開け



【くがにネット12月号】 南風原文化センターの『移民紙芝居上演会』が10月31日、同センター内で開かれました。10月30日の『世界ウチナーンチュの日』にちなみ南風原のことを知ろうと開催。事前予約制のイベントに約30人が参加しました。

 大人も楽しめる紙芝居は、第1回ブラジル移民の儀保蒲太(イッパチ)と金城山戸(共に津嘉山出身)の友情物語を、制作者の新垣正宏さん(与那覇在住)が上演。はじめに平良次子館長が「南風原からも1,871人の多くの移民がいます。きょうは、地域の伝説など15編の紙芝居を制作した新垣正宏さんに上演してもらいます」と紹介しました。

 スクリーンで当時の移民の模様を紹介。次に新垣さんが登場し船旅の逸話、ブラジルでの厳しい農場生活、そして脱走。方言を交えた軽妙な語り口で紙芝居を進めました。

 「厳しい生活を強いられながらもウチナー魂で乗り切る姿、いつでもウチナーのことを考えていたことを知ってほしいですね」と新垣さん。参加者は波乱万丈の物語に聞き入っていました。








新垣正宏さん







平良次子館長







聞き入る参加者







館内にある『南風原と移民』コーナー



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