あらまんだ新報
学生ボランティア 知念大虹さんが活動報告
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講話を行う知念さん |
ポーランドでウクライナ支援
【あらまんだ新報10月号】 ウクライナ避難民の支援のため学生ボランティアとして、隣国ポーランドで活動した浦添市出身大学生の活動報告会が9月6日、浦添市ハーモニーセンターで開かれました。
講師は青山学院大学国際政治経済学部2年の知念大虹(たいこう)さん(20)。自身が高校3年まで在籍していた劇団「浦添ゆいゆいキッズシアター」の後輩や保護者など30人に講話しました。
知念さんは6月14日から2週間、ポーランド南東部の都市プシェミシルなどで食料支援や寝具の配布などを行い、現地でのエピソードなどを紹介。
「5年前89歳で亡くなった祖母が、沖縄戦の艦砲射撃で右目を失明したことを母から伝え聞き平和への思いを強くしました」と話す知念さん。
「現地でマリウポリ出身の女性から『日本や沖縄はアメリカにひどいことをされたのに、どうしたら許せるようになるのか?』と聞かれたことが印象に残っている。忘れたわけではないが、今後の社会や未来を私たちがつくらなければならない」と強調。
また、アウシュヴィッツ強制収容所へ訪れた際には「平和って何だろう?遠い国、昔の話かもしれない。本当に平和と呼べるか分からないが、正解は無いと思います」と話しました。
講演を聞いた沖縄クリスチャンスクールインターナショナル9年生の吉新天真さん(14)は「ウクライナの話を聞くのは初めてで、貴重な話でした。今日の話をいかして舞台に繋げたいと思います」と感想を話しました。
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後輩に熱弁をふるう知念さん |
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知念さんへ質問する浦添ゆいゆいキッズシアターの皆さん |
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感想を話す参加者 |
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講話終了後に後輩と一緒にダンスを踊る知念さん |
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ポーズも決まりました |