【あらまんだ新報７月号】　１９７９年に出版された沖縄戦版画集「戦がやってきた」（儀間比呂志 版画・中山良彦 文）版画展開催中の浦添市美術館で６月２２日、沖縄可否の会（宮城さつき代表）による舞台朗読会が開かれました。

　同会の１６人が原画の前で中山良彦氏の文を朗読。午前の部の朗読は、「戦がやってきた」美里博子さん、「戦場の乙女たち」真栄里勝枝さん、「慟哭」玉城乃野さん、「指導者たち」石井順子さん、「ああ、戦陣訓」比嘉美好さん、「ウジ虫」比嘉鈴代さん、「死んだ母の乳をのむ」末吉甘奈さん、「一家全滅の屋敷あと」内海夢子さんが担当し、最後に宮城代表が「墓標の島」を読み上げました。

　宮城代表は「沖縄戦の実相に迫る作品。うちなーんちゅとして目を背けず向き合い、沖縄戦を知らない方に共感し体験してもらうように一言一句間違えず、丁寧に伝えた」と思いを述べました。