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経塚の碑 建立500年記念講演会 経塚自治会
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講演終了後の記念撮影 |
【あらまんだ新報8月号】 経塚自治会(大田朝健会長)は6月1日、経塚の碑建立500年を記念した賀数 仁然(琉球沖縄歴史文化研究所 所長)講演会を経塚ゆまーるセンターで開きました 。
経塚の碑は観音菩薩の浄土である補陀落山への往生を願い海上へ船出する「補陀落渡海(ふだらくとかい)」で、1500年代に琉球の金武に漂着した日秀上人(にっしゅうしょうにん)が、浦添の丘に出没する妖怪が村人を困らせていると聞き『金剛経』を書いた小石を埋め『金剛嶺』と刻んだ石碑を建立して500年となります。
賀数氏は沖縄のキジムナーや島ブー、耳切り坊主などのマジムン(妖怪)を紹介し「琉球は仏教と関係あるのか?浦添ようどれの再現された石棺に浄土宗の阿弥陀如来の仏像が彫られていて、チベット仏教やイスラム教も書かれて、石材も中国福建省で採れる石を使用した琉球独自のチャンプルー!」と紹介しました。
また、「沖縄での仏教の始まりは浦添で、王府が保護する那覇で盛んになった。しかし庶民はウタキ信仰が主流で、仏教のお坊さんはマジムン退治を行う悪霊払いとして知られていた」と説明しました。
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経塚の碑関連の資料を見学する参加者ら |
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「金剛経」のマジムン除け文字を書く |
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講座前にゲームで楽しむ児童たち |
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挨拶する大田朝健 自治会長 |
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講話する賀数仁然さん(琉球沖縄歴史文化研究所 所長) |