来場者に写真を説明する池原エリコ代表
【新報おきなわ4月号】 1953年から76年にわたり『黒人街』や『フォーコーナー』(コザ十字路交差点)と呼ばれた沖縄市照屋地域を撮影した写真家『松村久美の目に映った照屋黒人街』写真展が2月22日から3日間、山口設計事務所(旧銀天街)で開催されました。
同写真は照屋ミクストリー(ヒストリー・ストーリー・ミステリー)を写真を通じ表したコレクションをコザXミクストピア研究室(池原エリコ代表)に寄贈された35点を展示しました。
初日には市内外から多くの来場者が訪れ、来場者は地図を見ながら写真の場所を確認したり、50年代から60年代当時の同地域の聞き取り調査にも協力。
市内在住で同地域に住んでいた上里盛隆(せいりゅう)さん(69)は「生まれてから25歳まで照屋に住んでいたので懐かしい。多くの人に照屋の歴史を知ってほしい」。池原代表は「今後もイベントを企画しながら証言を通じて同地区の研究を進めたい。調査をまとめ書籍化も進めたい」と意欲を話していました。
署名しながら当時の情報を提供する来場者
写真を見ながら当時の場所を確認する来場者
来場した元米兵と談笑する池原エリコ代表